2019年 大王製紙エリエールレディス

初優勝から1年 香妻琴乃は故障に泣いてシード喪失

2019/11/22 16:51
シードを喪失した香妻琴乃。生き残りをかけて予選会に回る

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 2日目(22日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6580yd(パー72)

27歳の香妻琴乃が通算7オーバーの87位で予選落ちし、賞金シードを喪失した。

賞金ランキング102位からのシード確保には優勝が必須だったが、「76」「75」と崩れた。昨季「マンシングウェアレディース東海クラシック」で初優勝を挙げて3シーズンぶりに手に入れたシードを、今季31戦中19度目の予選落ちで失った。

「シード以前の課題がたくさんあるので、仕方ない。思い切り振れなくなっていたし、タイミングが合わなくなった」。今季序盤から右肩痛に苦しみ、スイングが崩れた。1Wの飛距離は30yd近く落ち、現在も炎症の治療や鍼(はり)治療のため、週一回は通院する。「毎試合、(スイングで)迷っていく感覚の方が強かった。分からないまま、シーズンが終わった感じです」とうつむいた。

香妻は来季の出場権を求めて、12月3日(火)に埼玉県こだまゴルフクラブで始まる最終予選会(QT)に回る。「ケガで練習量とかも少なかった。今は、体は痛くない。QTに向けて調整していきたい」と必死に前を向いた。(愛媛県松山市/林洋平)

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