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4年前の悪夢も払しょく 柏原明日架の胸に響いた言葉

2019/09/29 19:48


◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日(29日)◇利府GC (宮城)◇6505yd(パー72)

23歳の柏原明日架が待望のツアー初優勝を挙げた。首位と2打差の4位から「68」で回り、通算10アンダーで逆転した。

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サングラスの下には涙が浮かんでいた。ウィニングパットを入れて、こぶしを何度も何度も握る。「弱い自分に勝てないと、今日やらないと、この先本当に勝てないと思った」。プロ6年目、プロ転向後通算150試合目の悲願。苦悩を知るギャラリーの心地よい歓声をあびた。

「自分が思っていたより、優勝まで時間がかかった。18番ホールでギャラリーの方に歓声をもらってボードの一番上に自分の名前がある。ゴルフを始めたときからの夢だった」

夕闇に散った悪夢に苦しめられてきた。2015年「日本女子オープン」(片山津GC)での最終日17番(パー3)で第1打を左の池に入れた。優勝争いの中、3パットのトリプルボギーをたたいた。トップ10入りはプロ転向後、今週を迎えるまでに21回。「勝ちきれない選手」。いつしかそんなイメージがついた。

「忘れたくても、どうしても忘れることのできない試合になった。良い位置にいるとき、優勝争いをしていないときも、左に池があると少し反応してしまう」

わらにもすがる思いだった。「何を考えているんだろう。どういう風に考えているんだろう」と、勝利を重ねる若い世代の発言を見るため、今年からゴルフの記事を読んだ。「(上田)桃子さん、大山(志保)さん。客観的にどういう風に私が見えるのか。アドバイスを求めた」と先輩にも頼った。

「どうしても勝てないのは、なんでなんですか」。7月の「センチュリー21レディス」、予選落ち後にパット練習場で大山にぶつけた。「1勝目の早さじゃないよ。ゴルフをやめる時に、生涯で何勝を挙げたか、じゃない?」と大山は答えた。ツアー通算18勝の42歳がさらりと返した言葉が心に刺さった。焦る気持ちも自然と落ち着いた。

この日の単独首位で迎えた15番(パー3)、左には池がある。「もちろん緊張もした。マイナスなイメージもある。でもこれが良いきっかけになる。そう自分に言い聞かせた」と柏原。振り抜いた一打がピン方向に飛び勝利を確信した。18番のグリーン脇では、祝福に駆け付けた大山の姿を見つけた。

「うれしい気持ち、感謝している気持ち、それを今日は存分に味わいたい。まさか勝っても泣かないと思っていた」。弱かった自分が、涙とともに流れていった。(宮城県利府町/林洋平)

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