劇的逆転優勝 渋野日向子Vの振り返り
2019/09/22 14:17
渋野日向子が8打差を逆転し、8月の「AIG全英女子オープン」制覇後の国内初優勝を飾った。昨季0円だった獲得賞金は今季1億円を突破。過去の勝利場面を振り返る。
初優勝(5月国内メジャー「サロンパスカップ」)
最終日最終組から優勝した渋野は涙を流した。ツアー初優勝が、国内メジャータイトル。20歳178日での優勝は、2015年チョン・インジ(韓国)の20歳273日を更新する大会史上最年少Vだった。勝因に挙げた「笑顔」は、次第に彼女の代名詞となっていった。
プレーオフを制し2勝目(7月「資生堂アネッサ」)
イ・ミニョン(韓国)をプレーオフで破り、ツアー通算2勝目を挙げた。優勝会見では国内メジャーでの初優勝以来、目標を見失っていたと明かしたが、「笑顔」を取り戻した。
初海外で42年ぶりのメジャー優勝(8月「AIG全英女子」)
初の海外メジャー出場で1977年「全米女子プロ選手権」の樋口久子以来となる日本勢42年ぶり2人目のメジャー制覇を飾った。持前の笑顔で世界の人々を魅了し“スマイルシンデレラ”として人気者になった。
期待された凱旋試合
全英帰国後に出場した国内ツアーは「北海道meijiカップ」で13位、「NEC軽井沢72」で3位、「ニトリレディス」で5位だった。“渋野フィーバー”で観客数が増え、一気に期待値は跳ね上がった。
ツアー新記録達成(9月「日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯」)
6月の「ニチレイレディス」初日から続く、国内大会での連続オーバーパーなしのラウンドを「29」と伸ばし、ツアー最長記録を達成した。