渋野日向子と畑岡奈紗 過去3試合の“共演”は優勝を分け合う
◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 事前情報(9日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6425yd(パー72)
8月の「AIG全英女子オープン」で日本人女子42年ぶりの海外メジャー優勝を遂げた渋野日向子と、世界ランキングでは日本勢最上位の9位につける米ツアー3勝の畑岡奈紗が、今季国内ツアーで初めて顔を合わせる。
同学年の2人が過去に国内外のツアー競技で出場をともにしたのは、2016年と17年の「日本女子オープン」、そして5週前「全英女子」の3試合。いずれも、渋野か畑岡のどちらかが優勝している。
■2016年「日本女子オープン」 烏山城CC(栃木県)
畑岡奈紗/通算4アンダーで優勝
渋野日向子/通算18オーバー108位で予選落ち
当時17歳の畑岡が、アマチュアではツアー史上初となるメジャー制覇を達成。さらに17歳263日での優勝はメジャー最年少記録を樹立する快挙となった。渋野は「74」「86」と大きく崩れ、通算18オーバーの108位で予選落ちに終わった。
■2017年「日本女子オープン」 我孫子GC(千葉県)
畑岡奈紗/通算20アンダーで優勝
渋野日向子/通算9オーバー110位で予選落ち
1年後にツアーで再会した2度目の顔合わせでも、主役に立ったのは畑岡だった。後続に8打差をつける通算20アンダーで独走し、樋口久子以来40年ぶりとなる大会連覇。同年からルーキーとして臨んだ米ツアーでは苦戦が続いたが、国内では無敵の強さを見せつけた。渋野は通算9オーバーの110位で予選落ちだった。
■2019年「AIG全英女子オープン」
渋野日向子/通算18アンダーで優勝
畑岡奈紗/通算8オーバー124位で予選落ち
海外ツアー初挑戦の渋野が通算18アンダーで優勝を飾り、1977年「全米女子プロ」を制した樋口久子に次ぐ日本人女子2人目のメジャー制覇を達成した。畑岡は通算8オーバーの124位で予選落ちに終わった。
16年「日本女子オープン」を終えた時点の世界ランキングは畑岡が181位、渋野は1120位と大きな差があった。それから3年が経ち、畑岡は日本勢トップの9位、渋野は2番手に続く13位まで浮上。日本の女子ゴルフ界を引っ張る存在に成長した2人の4回目の共演大会が、間もなく幕を開ける。