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鈴木愛 最終兵器で今季4勝目 2度目の賞金女王へ「チャンス出たかな」

◇国内女子◇ニトリレディス 最終日(1日)◇小樽CC(北海道)◇6650yd(パー72)

首位タイから出た鈴木愛が5バーディ、2ボギーの「69」でプレー、通算11アンダーとし、後続に2打差をつけて今季4勝目を挙げた。ツアー通算13勝目。2017年に続く2度目の賞金女王へ「チャンスが出たかな」と意欲を見せた。

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契約するピンが9月に発売するピンク色の大型マレットパター「G Le2 ECHO」を今大会で初投入した。もともとは「ヘッドが小っちゃくて、手先で感覚を出すほうが好き」とピン型をエースパターとしてきた。「あんな大きなヘッドを使うなんて…これ使ったら終わる」。今季も平均パット数1位の巧者はそうわかっていながらも、新兵器に信頼を寄せた。

ここ1カ月間、絶対の自信があった1~2mのパットを外してはスコアにならない、という状態だったという。「練習したって上手くいかないし、なんで練習してない子に負けるの?練習しても意味がない。パッティングでここまでこんなに嫌になったのは初めて。なくならないかな」と卑屈になったことも。

「結果が出なければ意味がない。格好悪くてもなんでもいいから、パターが決まるやつを」。26日(月)に練習グリーン場に置かれていた15本ほどのパターから「打たずに、パッと見てコレ」と、感覚的に新パターを手に取って練習してきた。最終ラウンドの開始ギリギリまで1mを重点的に行った。ウィニングパットはまるで試されているかのように1mが残った。しっかり沈めてガッツポーズを決めた。大会を通じた1ラウンドの平均パット数は29.50(全体4位)。「やっぱり練習をしていると良いことがある」。練習の虫も復活した。

優勝賞金1800万円を加算し、今季の獲得賞金総額は8508万6499円でランキングでは3位につける。2度目の賞金女王に向けて「気持ち的に諦めていた部分はあった。この試合で上位の選手に獲られていたら、賞金女王はないかなと思っていたので、自分が勝てて、まずはホッとしています。チャンスは出たかな」。トップの申ジエとの差は2173万4833円。戴冠に向けて光が差した。(北海道小樽市/石井操)

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