謎の歯痛で「食いしばれない」渋野日向子はハーフで4回池ポチャ
2019/08/26 17:19
◇国内女子◇ニトリレディス 事前(26日)◇小樽CC(北海道)◇6650yd(パー72)
開幕3日前からコース入りして練習ラウンドをこなす渋野日向子の様子が、少しおかしい。グリーン手前に池がある2番と8番では、フェアウェイから2発ずつショートさせて「ダメじゃわ…」。アウト9ホールで4つのボールを池に入れた。
4日ほど前から「虫歯か分からないけど、謎の痛み」という右上の歯の痛みに悩まされているのだという。食事での不便はないと言うが、歯はゴルファーにとってインパクトで強く食いしばることもある大切な部位。「ちょっと食いしばれない分、アイアンショットはちょっと飛んでいない気がした」と明かし、どうやら池ポチャにも関係していたようだ。
「ティを挿すときにも顔を下に向けるとめっちゃ痛い」と、ティイングエリアでかがむ動きはちょっぴり不自然なもの。顔を下に向けないように、正面を向いたまま目だけを下に向けてティの抜き差しを行っていた。
「オーバーはたたくでしょう」と難しさを表現するコースのグリーンは傾斜が強く、「外したら寄らない」と周辺からのアプローチは渋野が強く警戒する部分。確実にグリーンに乗せるショットが求められるだけに、まずは痛みの解消が最優先になりそうだ。
「このあと歯医者に行く予定にしている」とパットとショット練習をこなした午後1時ごろに早々に会場を後にした。(北海道小樽市/塚田達也)