蛭田みな美がツアー記録タイの11バーディ 渋野のパットから学び

◇国内女子◇CATレディース 最終日（25日）◇大箱根CC（神奈川）◇6704yd（パー73）

22歳の蛭田みな美が、ツアー記録タイ（史上5人目）となる11個のバーディを奪った。後半12番(パー3)で下り5mのバーディパットを決めると、13番(パー5)ではアプローチをOKに寄せ、14番で6m、15番で2m、とパットが冴えわたった。最終18番（パー5）まで7連続バーディを決め、ハーフ「30」をマークした。

「プロ入りしてからずっと入っていなかった」とパットは苦手としていたが、2週前の「北海道meijiカップ」2日目に渋野日向子と同組になり、「日向子ちゃんの入れにいく執念が凄かった。カップに入るイメージだけを持ってやっていると感じた。(自分は)イメージをあんまり作っていなかったな」と全英覇者のプレーから自身に足りないものを感じた。

これまでも、頭の中でボールからカップまでの軌道を描いていたが、今週はより鮮明にイメージするように意識した。18位から出た最終日は11バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「66」でプレー。通算7アンダーの4位として、3月「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」(4位)に続く今季2度目のトップ5入りを果たした。

「まだまだ頑張らなくちゃっていうのはあるけど、調子が上向きっていうのはポジティブな材料なので、（ツアー）後半頑張っていきたいです」と明るい表情でクラブハウスを後にした。(神奈川県箱根町／石井操)