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小祝さくらが初V「優勝すると強く思いながら」

◇国内女子◇サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 最終日(21日)◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)◇6601yd(パー72)

2017年のプロテスト合格後、60試合に出場し、トップ10に入ること20回、2位が4回。“シルバーコレクター”とも言われた21歳の小祝さくらがついに頂点に立った。7バーディ、ノーボギーの「65」をマーク。トーナメントレコードとなる通算17アンダーとして悲願の初優勝を手にした。

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「きょうは優勝すると強く思いながらプレーした」。イ・ミニョン(韓国)を2打差で追って出た最終日は、ふたりの一騎打ちとなった。

1番で2mを沈めバーディを先行。2番でバーディパットをショートすると「優勝争いをしていてショートは良くない。相手を油断させてしまう」と自らに活をいれた。3番(パー5)で3mを決めるとイを捉えた。その後、再び1打リードされ折り返した10番で、ボギーとしたイに対して4mのバーディパットを決め、この日はじめて首位が入れ替わった。

「追う立場だったのでピンを攻めることしか考えていなくて、それがバーディにつながった」とショットメーカーは本領発揮。アイアンショットは何度もピンを刺した。11番(パー5)は両者バーディ。13番で下りの4mを沈め2打リードした。14番で1打差に迫られたが、そのまま4ホールを逃げ切った。

18番のファーストパットで10㎝に寄せるとウィニングパットを残してマークした。これまでの試合でガッツポーズをしたことがない小祝。その場にいた誰もが期待した瞬間だったが「どういう風にしていいか分からなくて、まあいいやって」と涙を流すこともなく、笑顔でホールアウトした。

人生で嬉し涙を流したことはないが、前年9月「ゴルフ5レディス」のプレーオフで申ジエ(韓国)に敗れたときには涙を流した。1998年4月~99年3月生まれの“黄金世代”で優勝を待ち望まれていたが、焦りはなかった。「同級生が勝つことに違和感はなかった。勝ってもおかしくない技術や強さを持っている選手がたくさんいるので驚きはなかった」。

きょうが人生で一番うれしい瞬間になったかという問いに「そんなこともないです(笑)。去年の4月にBTS(韓国の男性ヒップホップアイドルグループ)のライブでいい席だったときの方が嬉しかったです。前から2列目が当たったんです!」と小祝節でその場を湧かせた。

それでも最後に「ゴルフ人生では一番嬉しいかな」と終始ほのぼのとした優勝会見となった。次の目標は地元・北海道での2勝目だ。(茨城県阿見町/柴田雄平)

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