2019年 サマンサタバサレディース

青木瀬令奈と成田美寿々 女子プロ92年会が優勝争い

2019/07/20 18:35
4位で最終日に臨む青木瀬令奈(右)

◇国内女子◇サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 2日目(20日)◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)◇6601yd(パー72)

1992年4月~93年3月生まれが集まる“女子プロ92年会”の青木瀬令奈成田美寿々がともに首位と2打差の5位から出て「68」でプレー。首位と4打差の通算8アンダーで並び4位に浮上した。あす最終日は最終組の1組前でプレーする。同組でのラウンドはこれまでも何度かあったものの、同組での優勝争いは初めてだという。

青木は4バーディ、ノーボギーでプレー。前半はパットが冴えわたり10パットに抑えた。6番で8mを沈めると、続く7番で126ydの2打目を2mにつけ、8番(パー5)でも3mを決めて3連続バーディとした。後半は15パットとし、「前半と比べるともうちょっと入っていればな」と悔やんだが、「60台で予選2日間を回れたのは良かった」と笑顔を見せた。

ショットも冴え、同組の工藤遥加に「ショートサイドを攻めるね」と言わしめたが、青木は「下半身が止まってつかまりやすかった。ピンが左に切ってあると右を向くんですけど、結果ショートサイドに行っていた」と説明する。成田との最終日同組については「優勝争いで回るのは初めてなので楽しみです」と意気込んだ。

15番で5つ目のバーディを奪った成田美寿々

2014年大会覇者の成田は5バーディ、1ボギーでプレー。終盤までノーボギーのプレーだったが16番(パー3)でピンチが訪れた。ティショットをグリーン右の池に落とすと3打目でも寄せきれず、7mを残した。しかし「ダボでもいいや」と開き直り、ボギーで凌いだ。

今週は「自分の必殺技を思い出した」と、今季こだわってきた高い球を封印し、得意のコントロールショットで挑んでいるという。「あすもきょうと一緒で必殺技を出しながら、きょうよりも少しだけアグレッシブにいければ」と大会2勝目を目指す。

宝塚歌劇団のファンとしても知られる成田。「(青木と)『最終日に優勝争いしながら一緒に回りたいね』と話していた。やっと、とりあえず舞台には立てるので、ふたりで舞います」と笑いを誘った。 (茨城県阿見町/柴田雄平)

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