2019年 サマンサタバサレディース

フル参戦中の小祝さくら「疲れたとか思わないように」

2019/07/19 19:20
小祝さくらが悲願の初優勝へ好発進した

◇国内女子◇サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 初日(19日)◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)◇6601yd(パー72)

初優勝を目指す21歳の小祝さくらが6バーディ、ノーボギーでプレー。今季自己ベストの「66」とし6アンダーで首位発進した。

「5アンダー」と目標を立てアウトからスタート。2番で残り133ydの2打目を1mにつけてバーディ先行するなど前半に3つ伸ばした。後半も10番で4m、11番(パー5)で4m、17番で5mのバーディパットを沈めた。4mを決めきれなかった最終18番を悔やんだが、「それ以外はボギーになりそうなホールでも、パーで凌げたのが大きかった」と振り返った。

前年大会は首位で迎えた最終日に伸ばしきれず4位で終えたが、「去年の記憶が全くなくて、順位も覚えてなかった」とあっけらかんと話す。

今季、全19試合に出場。予選落ちは6月「ヨネックスレディス」の一度のみで、トップ10は6度を数える。多くの選手が休みをとる中「全部出たいと思っている」とキッパリ。

「疲れたとか思わないようにしていますね。いろんな方から『休んだ方がいいんじゃない?』と言われることもあるが、去年は予選落ち(12試合)とかも多かったのでリベンジというか、今年はどういった点がよくなっているか試してみたい。毎週いろんなコースで戦略とか考えるのも楽しい」とフル参戦する理由を説明する。

ここまでを振り返り「思ったような成績が出せなかった試合もあるんですけど、去年よりは良かったので、前半戦でまあまあのところまでは行けたと思う」と合格点をつける。「去年はピンチの時になかなかパーセーブが出来なかったんですけど、今年はピンチになってもパーで凌げることが多くなった」とゴルフの内容も変わってきているという。

悲願の初優勝に向け「順位とか周りは気にせず、スコアに向かってプレーしようと思います。周りがどれだけ伸ばしてくるかもわからないので、あすも5アンダー以上を目指して、自分のプレーをするだけかな」と冷静に語った。(茨城県阿見町/柴田雄平)

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