「60%で」岡山絵里が海外メジャーで得た収穫
2019/07/13 19:16
◇国内女子◇ニッポンハムレディスクラシック 3日目(13日)◇桂ゴルフ倶楽部(北海道)◇ 6602yd(パー72)
4位で出た岡山絵里が6バーディ、2ボギーの「68」でプレーし、通算11アンダーで首位に浮上した。
2mを沈めた前半4番から3連続バーディ。9番では155ydから6Iで2.5mにつけてバーディを奪い、「ショットがよくて、パターもそこまで悪くない感じ。今シーズンはあまり絶不調というのがなく、許容範囲で良くなったり、悪くなったりという感じです」と振り返った。
国内ツアーでは昨年から21試合連続で予選落ちなしと抜群の安定感を誇るが、5月の海外メジャー「全米女子オープン」(39位)では、3日目に同組だったチ・ウンヒ(韓国)から大きな刺激を受けた。
「自分にはウンヒさんが100%の力でやっているように見えたが、ちゃんと見たらミスもしていた。自分は0か100かという性格なので、完璧ではないと嫌でした。しかしそれでは18ホールもたないので、それをやめました。60%のゴルフでいかにスコアを作るか」と話した。
コースとの相性にも笑顔を見せた。アンビックス函館倶楽部上磯GC(北海道)で行われていた昨年までは3年連続予選落ち。今年から桂ゴルフ倶楽部にコースがかわり、「グリーンは読みにくいけど、攻略性もあって楽しんでやっている」。3日間を通じてのパーオン率は全体トップとなる83%を記録した。
「欲を抑えてフェアウェイをキープしつつ、コツコツとパーを積み重ねていきたい」。2018年「リゾートトラスト レディス」に続くツアー2勝目に淡々と言葉を並べた。(北海道苫小牧市/玉木充)