シニア初優勝をメジャーで達成した渡辺司

茨城県の静ヒルズカントリークラブで開催されている、第47回「日本プロゴルフシニア選手権大会」の最終日。初日に単独首位に立った渡辺司が、3日目に再び首位タイに浮上し、最終組は渡辺、橋本日都、矢部昭の3人。その3人の優勝争いに高橋勝成が加わり、終盤までもつれる展開となった。

渡辺は2番、5番でボギーを叩き4アンダーに後退。最終組の1つ前でラウンドする高橋が9番でイーグルを奪った時点で6アンダー単独首位に浮上。しかし最終組も、矢部が9番までに2つのバーディを奪い、橋本も9番でバーディ。さらに渡辺は8番パー3のバーディで息を吹き返すと9番でイーグルを奪い6アンダーで4人が並んだ。

後半に入ると高橋、矢部は2つのボギーで失速。10番でもバーディを奪い7アンダーまでスコアを伸ばした橋本もその後3つのボギーで渡辺を楽にさせてしまった。終盤も危なげなくパーセーブを繰り返した渡辺司が、シニアでの初優勝をメジャー大会で達成した。