今平周吾 モンスターコース攻略に3W投入
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 2日目(31日)◇ザ・ロイヤル ゴルフクラブ(茨城県)◇8016yd(パー72)
昨季の賞金王がその実力を見せつけた。首位と2打差の4位から出た今平周吾が6バーディ、1ボギーの「67」をマークし、通算8アンダーで単独首位に浮上した。「すごくよかった。ドライバー(ショット)も良くて、アイアン(ショット)もピンに飛んでいたので、ストレスなく回れたって感じです」と好スコアに気をよくした。
「きのうも調子がよかったので、同じイメージで」と張り切って出た1番でティショットを右に曲げてバンカーに入れたが、そこから2mにつけてバーディを奪い、流れに乗った。3番(パー5)では2オンに成功してバーディ。6番は8mを沈めた。前半3つ伸ばすと、後半もミドルパットを次々と決めるなど、後続に2打差をつけて2日目を終えた。
2週前の海外メジャー「全米プロ」は予選落ちに終わったが前向きにとらえる。当初は「向こうで上にいくのは難しいのかな」と感じていた米ツアーで自分と同じくらいの飛距離の選手が活躍しているのを目にし、「頑張れば自分も戦えるのかな」という気持ちになったという。
「思い切りとか、アイアンの精度、特に100yd以内のショートゲームが一番違う」と力の差も実感した。「バリエーションを増やすのはなかなか難しいので、いま得意なものを伸ばしていきたい」とショートゲームの精度アップに取り組む。
今週はモンスターコースに対応するために、普段2本入れている60度のウェッジを1本減らして3Wを投入。ロングホールの2打目などで使用する。あす3日目は8000ydを超えるセッティングになる予定だが、「去年予選落ちしたので経験していない。楽しみながらやりたいと思う」と意気込む。
5月に入ってから試合が続いているが「疲れはない」といい、体のケアもラウンド終わりにマッサージを受ける程度だ。体の痛みなども「いまのところない」ときっぱり。あすに向け「普通にきょうみたいな感じで回れればいいかなと思う」と闘志を内に秘め、淡々と語った。(茨城県鉾田市/柴田雄平)