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罰打覚悟の動揺で…前半パーなしの岩田寛

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 2日目(19日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)

通算4アンダーの22位タイで決勝ラウンドに進んだ岩田寛は、前半9ホールをパーのない5バーディ、4ボギーで回った。「これ、安定感ないですよね」と苦笑いした。

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岩田に動揺が走ったのは、前半7番。ティグラウンドに向かう途中、2番グリーン上でパットを打つ前に傷を修復した行為で「もしかしたら、違反になるかも」と思った。1月に施行された新規則で認められるようになった行為だが、対象は主に人為的な傷に限られる。嫌な予感が頭から離れず8番から連続ボギーをたたいた。

「ああ、罰打を受けるんだろうなって思った(笑)。それで連続ボギーです。もう、伸ばさないといけないと思ったけど」。後半は強風が吹いたが、攻め方をかえて1つ伸ばした。ホールアウト後、競技委員とマーカーとともに2番に確認にいくと、傷はメンテナンス器具によるもので、修復可能だった。

自身のゴルフを信じられず、ふさぎ込む時期も長かったが、「まあ最悪のときよりは、マシですけど。まだ分からないですよ。んー、どーなんでしょう。しっくりはこないんですよ、まだ。これが本当の俺なのか、調子が悪いのかね…」。恒例の居残り練習後、独特の“らしい”表現で嘆くが、表情は明るかった。(三重県桑名市/林洋平)

【ゴルフ規則13c】
パッティンググリーン上で認められる改善(抜粋)
ラウンド中や、規則 5.7a に基づくプレーの中断中は、球がパッティンググリーン上にあるかどうかにかかわらず、プレーヤーはパッティンググリーン上で次の行動をとることができる:

損傷の修理。プレーヤーはできるだけ元の状態にパッティンググリーンを復元するための合理的な行動をとることによって罰なしにパッティンググリーン上の損傷を修理することができる。「パッティンググリーン上の損傷」は人や外的影響によって生じるすべての種類の損傷を意味する。例えば:ボールマーク、靴による損傷(例えば、スパイクマーク)、そして用具や旗竿が原因となる擦り傷や窪み。古いホールの埋め跡、芝の張り替え跡、張芝の継ぎ目、メンテナンス器具や車両による擦り傷、窪み。動物の足跡、蹄の窪み。そして、くい込んでいる物(例えば、石 どんぐり、ティー)。

しかし、「パッティンググリーン上の損傷」には次の結果として生じる損傷や状態は含まれない:パッティンググリーン全体の状態を管理するための通常の作業(エアレーションの穴、バーチカル・モゥイングによる溝)。散水、雨、その他自然の力。自然な表面の欠陥(例えば、雑草、地肌が露出した区域、病気または生長がまばらな区域)。または、ホールの自然な摩耗。

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