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市原弘大に来夏のWGC出場権「目標できた」

◇国内男子◇カシオワールドオープンゴルフトーナメント 事前情報(21日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7315yd(パー72)

前週の「ダンロップフェニックス」で今季2勝目を挙げた市原弘大が、来年7月下旬の世界選手権シリーズ「WGCフェデックス セントジュード招待」(テネシー州・TPCサウスウィンド)の出場権を獲得した。

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同大会は今年までオハイオ州で行われていた「WGCブリヂストン招待」を引き継いだもの。米ツアーの“平場”の試合として毎年6月に開催されていた「フェデックス セントジュードクラシック」が世界選手権に昇格した。出場権は来年7月時点(15日および22日)の世界ランキング上位50人らに付与されるほか、各大会に分配される世界ランクポイントを決める要素のひとつであるSOF(Strength of field)で「115ポイント以上の大会の優勝者」という資格がある。

SOFは各大会に出場する、世界ランク上位者の順位と数の指標。数字が大きいほど、優勝や上位進出が難しい大会であると評価され、分配される世界ランクポイントも多くなる。「ダンロップフェニックス」は出場時に世界ランク1位だったブルックス・ケプカ、23位だった松山英樹らが参戦したことで、日本ツアーでは破格とも言える149ポイントがついた。同週の米ツアー「RSMクラシック」は100ポイントだった。

市原は週明けに関係者から大会出場者のリストに入っていることを知らされ、吉報に驚き、喜びを示した。今年8月、「WGCブリヂストン招待」では3日目に最下位に沈み、最終日はひとりでラウンドした苦い思い出がある。「今度は人がいるところで回りたい」と笑い、「目標ができたので、来年も“間延び”することなく過ごせる。自分のゴルフにとって楽しみです。マイナスなことは一つもない」とビッグトーナメント参戦に意欲を見せた。(高知県芸西村/桂川洋一)

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