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中嶋常幸が5カ月ぶりにレギュラー参戦「オレはまだやる」

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 事前情報(13日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7027yd(パー71)

10月に64歳になった中嶋常幸が、思い出の試合で約5カ月ぶりにレギュラーツアーに参戦する。6月の「日本ツアー選手権森ビル杯」以来の登場だ。

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海外のトッププロを招待してきた現行の「ダンロップフェニックス」の初開催は1974年。以降、85年に日本人選手として初めて大会を制したのが中嶋だった。年を重ねても「やっぱり大事な試合だから、大事に回りたいね」という気持ちは今も同じ。「期待できるような成績は厳しいと思うけれど、自分の中でこれなら納得できるというプレーをしたい。本人が納得しないとお客さんは納得しないからね」と静かに意気込んだ。

開幕2日前は精力的に練習ラウンドを行った。「若手にはこんなに(飛距離で)置いて行かれるのか…と思ったけれど」と苦笑いしながら、「コースのことやスイングのこと、いろんなことを聞いてくる。教えると、すごく喜んでくれる。刺激になるね」と目を細める。選手からも記念撮影をお願いされるのがレジェンドの宿命。「(最終)18番では写真撮影会だよ。いよいよ引退させるのか…と。『オレはまだやるぞ』みたいなね」

予選ラウンドは市原弘大、そして50歳になった手嶋多一と同組になった。「唯一、ベテランの心が分かってくれる人だから。最高の組み合わせだと思っている」と周囲を笑わせた。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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