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“魔の16番”でトリプルボギー 石川遼は40位

◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 最終日(30日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)◇7330yd(パー72)

石川遼が名物ホールのワナにかかった。後半16番(パー3)で第1打をグリーン左のがけ下に落とし、グリーンオンに計3打を要してさらに3パット。終盤のトリプルボギーで後退した。奪ったバーディは2つ(1ボギー)にとどまり「74」で、通算2アンダー40位タイでフィニッシュした。

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高低差7mのがけの下。石川は一瞬、心が折れそうになった。昨年、スンス・ハンが「11」を記録した三好カントリー倶楽部の難関ホール。「10年ぶりくらいに(がけ下に)落としてしまった。(7Iでの)ティショットは悪いショットではなかった。ピンを真っすぐ狙って逃げずに打てたが、あのホールでは大きなミスになる」。

AWでボールを傾斜にクッションさせてグリーンにのせようとしたが、そこから2回かかった。「2打目が(自分のところに)戻ってきた時点で集中力を保つのが難しい。(グリーン)右のバンカーに戻して、なんとかボギーで行くことを考えないと難しいのかな」とピンチの場面でのジャッジも悔いた。

最終日にして初めてオーバーパーを記録し、「きょうはグリーンのスピードが全然読めず、ショートが多かった。見た目がきれいで速く見えたが…」と、今週はショートゲームの精度向上が日々課題になった。「ドライバーとアイアンショットについては手ごたえを感じている。アプローチを修正して、再来週の『日本オープン』(神奈川・横浜カントリークラブ)で勝てるように頑張りたい」と次の目標を定めた。(愛知県みよし市/桂川洋一)

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