近藤智弘が2試合連続の5位 復活へ「自信につながる」

◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 最終日（24日）◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961yd（パー72）

トップ10に20代が7人という若々しいリーダーボードで、復活を目指すベテランが気を吐いた。7アンダー16位タイから出た41歳の近藤智弘が「63」をマークし、通算16アンダー。「日本ツアー選手権森ビル杯」に続いて5位タイで終えた。

今大会は4度目の出場で初めて予選通過を果たした。「もともとは好きなところ。傾斜で寄せたりするのも面白いし、イメージが出る」と良い印象を持っていたコースで、ようやく好結果を引き寄せた。最終組から6つ前の組で回った最終日は4番（パー5）でイーグルを奪取。後半もスコアを伸ばし、17番（パー3）で2mを沈めて8つ目のバーディとした。

昨年、16年維持したシード権を喪失し、今シーズンは「生涯獲得賞金25位以内」の資格で参戦。腰の痛みに悩まされてきたが、「5月の中旬くらいから痛みも出ず、ゴルフに集中できている」という。

谷口徹、市原弘大をサポートする湯浅文乃トレーナーと今年契約。ふたりはそれぞれ国内メジャーの「日本プロ」、「日本ツアー選手権」で優勝した。「ツアー選手権は僕のはずだったんだけど、さらっと市原にやられてしまった」と笑う。「今後につながるいいラウンドだった。こういうスコアが出ると自信につながる。気持ちもゴルフも前を向ける」とうなずいた。（福島県西郷村／桂川洋一）