2018年 日本ツアー選手権森ビル杯

宍戸の「アーメンコーナー」にどう向き合う?石川遼はセンターシャフトパターを投入

2018/05/30 19:02
プロアマ戦でリラックスした表情を見せる石川遼

◇国内男子◇日本ツアー選手権森ビル杯 事前情報◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7384yd(パー71)

過去5度の出場で予選通過は2回。石川遼にとって宍戸ヒルズは決して相性の良いコースとは言えないだろう。だが、今年はラフが短く、石川自身も「先週よりも調子はいい」と前向きだ。

攻略ポイントは「簡単なホールで取りこぼさないというよりも、難しいホールでいかにバーディを獲るか」という。特に石川が「宍戸のアーメンコーナー」と名付けたのは、7番から10番までの4ホール。「その辺で逆に伸ばしていけたらチャンスだと思う」と、難ホールを攻めの姿勢で抜けていく戦略だ。

今週はオデッセイのホワイトホットXG、ネオマレット型の#7のプロトタイプパターを投入予定。通常よりもヘッドの大きい「H」というモデルで、センターシャフトになっている。これは、前回出場した2013年大会で初日「80」の後、パターを変えて2日目に「65」で回った時と同じ形状のヘッドとなる。

18番グリーンでコースセッティングを担当する佐藤信人プロと話す

「自分が持っていたセンターシャフトのパターに比べ、フェースがシャフトより前に出ている感じ。オフセットの逆で、オンセットというセンターシャフト。すごくストロークの矯正になるし、フェースの向きやクラブの動き方がチェックの指標になる。今週はこれで行こうと思っています」と石川。

「自分がプレーしている感じでは、今週は優勝スコアが伸びていくと思う。伸ばしていきたい」と初日からアグレッシブなプレーを誓った。(茨城県笠間市/今岡涼太)

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