2018年 日本プロ

プロ4試合目の27歳が蝶ネクタイを着けた理由

2018/05/10 21:51
蝶ネクタイを着けてラウンドする三木龍馬。年上の妻のアドバイスだという

◇国内メジャー◇日本プロ選手権 初日(10日)◇房総カントリークラブ 房総ゴルフ場(千葉県)◇7324yd(パー72)

蝶ネクタイを着けた選手が、13選手の並んだ9位集団に入った。2013年のプロ転向後、4試合目のレギュラーツアーは2年ぶりの出場。2アンダーで自身初のメジャー初日を終えた27歳・三木龍馬の“目立つ”ファッションは、妻で美容師の美春さんが提案したという。

8歳年上の美春さんはすでに三木と交際していた3年ほど前、下部ツアーの試合結果を確認。「自分の彼氏(三木)の名前より先に、すし石垣さんの名前を見つけたんですよ。やっぱり目立つのもプロゴルファーとして大事だなと思った」。

「プロなんだし目立たないと。それにゴルフのウェアって若い人にとっては少し地味に見えた。だから自分たちでおしゃれにしないと」とアドバイスし続けたという。

三木は「動きにくくなりそう」と断っていたが、予選会でメジャー大会の切符を得ると「美容師でおしゃれに敏感な妻の言うことだし、それもそうかと。今週はネクタイを着けてみるよ」と決めた。

これまでレギュラーツアーで予選通過の経験はなく、稼いだ賞金は0円。昨年の予選会もサードQTで落ち、今季はフィリピンツアーにも活躍の場を求める。レッスンの仕事などをして生計を立てている状況だ。

「次の下部ツアーでもなんかやろうかと思っているんです。妻と話しているのはニッカポッカとか。動きにくくない範囲ですけど」(千葉県睦沢町/林洋平)

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