前年覇者・宮里優作 全米OP出場権へ「すごく大事になる」

◇国内メジャー◇日本プロ選手権 事前（9日）◇房総カントリークラブ 房総ゴルフ場（千葉県）◇7324yd（パー72）

前年覇者の宮里優作は、今季の国内メジャー初戦を翌日に控えイン9ホールを回った。前夜から降り続いた雨に打たれながら練習ラウンドを行い「この天候だからイマイチわからない」と苦笑い。「攻めるホールと守るホールをしっかりしたい。ショットが良ければ1日3アンダーくらい」と話した。

10年ぶりに地元・沖縄県で開催された前年大会を制した昨季賞金王は「弾みがついた試合だった」と振り返り、「連覇を狙えるので頑張りたい。石川（遼）くんと最終日最終組を回って大会を盛り上げたい」と意気込みを語った。

最新の世界ランキングは60位で、6月の海外メジャー「全米オープン」（14日～／ニューヨーク州・シネコック・ヒルズGC）出場資格の当落選上にいる。5月21日、6月11日発表の同ランクどちらかで60位以内に入ることが必要で、「本当に72ホールを大事に戦いたい」。

今年から欧州ツアーメンバーとして世界転戦を続ける37歳は、今後も積極的に海を渡る予定だ。2週後の欧州ツアー「BMW PGA選手権」（24日～／イングランド・ウェントワースC）を主催者推薦で出場権を得られる見通しとなり、同じく推薦出場の3週後の米ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」（31日～／オハイオ州・ミュアフィールドビレッジGC）に向け大西洋を渡っての連戦になる可能性がある。

「BMWー」週の月曜日には日本で「全米オープン」予選会が行われる。昨年通過したが、1日36ホールの過酷な戦いで「日程的にも、そこに行かなくて良いようにしたい。そういう意味でも今週はすごく大事になる。まずは5位以内」と語った。（千葉県睦沢町／林洋平）