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早朝スタートでも大ギャラリー 石川遼は「期待に応えたい」

◇国内男子&アジア共同主管◇パナソニックオープン選手権 最終日(22日)◇茨木カンツリー倶楽部・西コース(大阪)◇7343yd(パー71)

「限られた休日なのに、こんなに早起きして頂いて…」と恐縮したのは石川遼。午前7時30分スタートの第1組に入ったが、昨年比で倍以上となる9,061人のギャラリーの多くが早朝から石川組について歩いた。その声援に応えるように、最終日に5アンダー「66」をマーク。通算5アンダーの28位で4日間を戦い終えた。

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前日は1Wショットを7番と11番で右方向へOBした。「左(へ行くこと)を嫌がっての右ではなく、どっちにも曲げたくないっていうときに右(のミス)がでる。あきらかに違うスイング」と分析し、このミスを撲滅したいと石川はいう。

この日はその両ホールでフェアウェイキープし、右へのミスはラフに入った15番とバンカーにつかまった18番のみ。「(そのミスは)4日間で1回以内に抑えたい」とまだ目標のレベルには至っていないが、「きのうつかんだものは通用していた」と次週に向けて手ごたえは得た。

「最後まで自信を持って(ラインを)読むことができなかった」とグリーン上で苦戦してビッグスコアにつなげることはできなかったが、それでも最後は笑顔でホールアウト。18番グリーン脇のアテスト小屋を出ると、群がったギャラリーにもみくちゃにされ「すごく懐かしい感じがした」と苦笑しつつ、「応援をして頂いているし、期待もして頂いている。それを実感できるのはスポーツ選手としてこれ以上ない幸せ。応えられるように頑張りたい」と誓った。

この日、石川との2サムラウンドで同組となったアマチュアの白石大和(大阪学院大4年)は、「76」を叩いて通算6オーバーでホールアウトした。「すべてが違った。またイチからやり直しです」と、憧れの選手とのラウンドでは差を痛感するばかり。「すごく時間が経つのが早くて、気づいたら18番だった。この幸せな時間が終わってしまうんだなってちょっと悲しかったけど、本当によい経験ができました」と感謝とともに振り返った。(大阪府茨木市/今岡涼太)

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