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まだ慣れぬ上位争い 2位追走の木下稜介はカメラマンとの戦いか?

◇国内男子&アジア共同主管◇パナソニックオープン選手権 2日目(20日)◇茨木カンツリー倶楽部・西コース(大阪)◇7343yd(パー71)

月曜日に行われた最終予選会を突破して出場権をつかんだ26歳の木下稜介。出身校・大阪学院大の寮は、コースから車で5分だ。在学中は年に3回ほどラウンドしていた「関西で一番好きなコース」で、2日目を終えて通算8アンダー。首位に立つ21歳の星野陸也を2打差で追う2位とした。

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今年3月、同郷(奈良県)の先輩・谷口徹の宮崎合宿に初参加した。練習場で谷口の前で打っていると「手首、使いすぎやで~」とひと言。その“ひと言”で、これまで悩んでいた左へのミスがなくなったという。

国内開幕戦となった前週からは、石川遼と練習ラウンドをともにしている。同学年ながら「憧れの存在です」とほおを赤らめる木下だが、間近で見た石川のショートゲームのうまさや飛距離に「とても刺激になりました」。

初日は6アンダー「65」。2日目は「昨日がたまたまと言われないように。ひとつでもスコアを伸ばせるように意識した」と2アンダー「69」。初日を終えた際、谷口からは「押し引き(攻めと守り)をはっきりして、頭を使って回ってこい」とアドバイスされた。「きのう以上にマネジメントを意識しました。2つ伸ばせて上出来です」と胸を張った。

この日は一時、通算10アンダーまで伸ばしたものの、上がり3ホールで2ボギー。「カメラマンさんたちが来て…。意識しているつもりはないんですけど…」と最終ホールは3パット。「いつもそうなんです」と苦笑いしたが、週末はそんなプレッシャーとの戦いにもなるだろう。

これまでのツアーでの最高位は2位。今年はQTランク3位の資格で参戦している。初優勝に向けた週末は「オーバーパーを打たないように。自分のプレーに集中して頑張りたい」と、緊張した面持ちで意気込みを語った。(大阪府茨木市/今岡涼太)

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