2018年 東建ホームメイトカップ

未発売パター『オーワークス』が男子ツアーに登場

2018/04/11 17:06
マレット型のR-BALLタイプ。多くの選手が手に取っていた

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前情報(11日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)

練習グリーンに選手の試打用としてオデッセイのパターがズラリと並ぶ。その中で発売前の見慣れないパターを発見。フェース面に浮き出た爪状のヒンジが順回転を生む『オーワークス』シリーズの最新モデル『オーワークス ツアー』だ。

ヘッド形状はブレード型の『♯2』と『ダブルワイド』、マレット型の『R-LINE』と『R-BALL』の4タイプで、うち『ダブルワイド』と『R-BALL』のネック形状はショートスラントとベントの2種類から選べる計6タイプを展開。カラーはそれぞれレッドとシルバーが用意されている。

ツアー担当者によると、同モデルはツアー選手が求める要望を集約し、パターの形状や機能にフィードバック。豊富なバリエーションから選べる6タイプのラインナップが誕生したという。

中でも注目なのが形状は2ボールながら、ボールデザインがヘッド後方に1つしかない『R-BALL』だ。ヘッド前方には同ブランドパター『Rossie』モデルで特徴的な3本のライン。同担当者によると、ターゲットに対して正しくフェース面を向けやすい3本のラインと、ストロークの軌道を視覚的にとらえやすいボールデザインを合わせた“いいとこどり”のモデルだという。

このパターは今平周吾が昨年8月下旬から使用する『WHITE HOT RX パター 2BALL』のプロトタイプと見た目がそっくり。もともとは米国ツアー2勝のダニエル・バーガーが使用するパターを模したという特注品で、昨シーズンの躍進を支える1本となった。今平も興味津々の様子で、ラウンド後には練習グリーンで感触を確かめた。

女子ツアーでは2週間前の「ヤマハレディースオープン葛城」で初披露。すでに使用中の選手もいるとのことで、今週の男子ツアーでも日の目を見そうだ。(三重県桑名市/塚田達也)

幅広のダブルワイド
男子ツアー初披露となった「オーワークス ツアー」パター

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