倉本昌弘が会長に再選 3期目「日本プロ開催継続が課題」
2018/03/22 19:14
日本プロゴルフ協会(PGA)は22日(木)、東京都内で社員総会を開き、倉本昌弘が会長に再選された。倉本は記者会見で、主催する今年の「日本プロゴルフ選手権」(5月10日~、千葉・房総カントリークラブ 房総ゴルフ場)について、冠スポンサーの獲得を断念したと明かした。
同大会は2010年から7年間「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」として行われてきた。大会の開催継続を新たな任期中の課題のひとつに挙げ「僕が会長になれば、応援してくれる(別の後援)スポンサーもいる」として、「今年を含めて3年間はできそうだ」との見解を示した。
倉本の任期は2年で、2014年の就任から3期目となる。会長選は倉本と新関善美で争われ、代議員84人が投票。倉本52票、新関30票、白票2票という結果だった。
倉本は「この4年間でようやく花が咲き始めたところ。幸いにも選挙で勝つことができたので、あと2年間せいいっぱいやっていきたい」と抱負を語った。
日本プロ開催に加え、ゴルフ初心者を支援する「ゴルフデビュープログラム」と、PGAのレッスンメソッドを活用した「ゴルフアカデミー」の充実を課題に掲げ、「この3つの柱を盤石なものにしたい」と述べた。
3期目の満了後となる2020年7月には東京五輪が控えているが、「それまでの下働きはしたいが、僕がオリンピックで何かをやりたいわけではない。誰かに引き継ぎたいと思う」と話し、4期目は目指さない意向を示した。(編集部・塚田達也)