2018年 SMBCシンガポールオープン

1Wショットは最小限 小平智は忍耐強く上位へ

2018/01/19 19:31
ティショットは3Wが中心。小平智は2年続けて上位で決勝ラウンドを戦う

◇国内男子&アジアンツアー◇SMBCシンガポールオープン 2日目(19日)◇セントーサゴルフクラブ (シンガポール)◇7398yd(パー71)

海外勢が上位を占めるリーダーボードで、日本勢は小平智が気を吐いている。1Wショットに悩みながらも36ホールを終えて通算4アンダー。暫定9位タイで週末を迎えることになった。

シーズン初戦となった前週の米ツアー「ソニーオープンinハワイ」ではまさかの予選落ちと、持ち味を発揮できない現状に苦しんでいる。昨年秋に割れたエース1Wのヘッドにかわるスペアがまだしっくりこない。ミリ単位以下の調整を続けているが、今週は開幕前に「1Wをなるべく持たないマネジメントをしたい」と言い残してティオフした。

2日目は前日の順延分を含めて21ホールをプレーした。宣言通り、予選2日間で1Wを使うのは1ラウンドで4回前後。「右サイドが大丈夫な(安全な)ホールでは使えるんですけど、(右が海になっている)7番(パー5)とかはダメ」。それでも、270yd近く飛距離が出る3Wを多くのティグラウンドで握り、ゲームを作る。

フェアウェイキープ率は71.43%。1バーディ、2ボギー「72」で終えた第2ラウンドは、4度1パットパーを拾った。「去年から小技は自信を持ってプレーできている」と我慢強く上位に踏みとどまった。

「1Wは“おっかなびっくり”で振っている。気持ちよく振れていない」と、モヤモヤは解消されないが、「1日を通して考えたら、悪い一日じゃない。アイアンショットは良い」と納得できる面もある。前年大会は日本勢最高位の6位タイ。さらなる上を目指したい。(シンガポール・セントーサ/桂川洋一)

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