1985年の全英オープンに出場した中村通(Bob Thomas/Getty Images)

男子ゴルフツアー20勝を誇る中村通容疑者（67）が自動車運転処罰法違反（過失致傷）と道交法違反（ひき逃げ）の疑いで兵庫県警宝塚署に逮捕されたとの報道を受け、倉本昌弘・日本プロゴルフ協会（PGA）会長は10日、「本当に残念です」と語った。

千葉県で行われた男子、女子、シニアの3ツアー対抗戦の終了後に取材に応じた倉本は「事実を確認している段階だが、関係者の話によると（逮捕は）間違いない」とした上で、「そういうことをしない人。何かの間違いではないかと思った」と肩を落とした。

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「サウナ店に入るタイミングで自転車と接触したと聞いている。その後、彼は逃げたというか、サウナに行った。気づいていたのかは不明。防犯カメラの映像を見て、容疑を認めているみたいです」と明かした。PGAとしての処分については「警察などの対応が決まってからになる」と語るにとどめた。

中村容疑者は大阪府出身で、1968年に当時最年少の17歳でプロ転向。80年には「マスターズ」に出場した。2017年はシニアツアー15試合に出場し、賞金ランキング60位で終えた。