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男子シード争いは最終局面 今年のボーダーは誰だ?

2017/11/22 17:52

◇国内男子◇カシオワールドオープン 事前情報(22日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7315yd(パー72)

2017年シーズンは残り2試合。次週の最終戦「日本シリーズJTカップ」(東京よみうりカントリークラブ)は今季の優勝者などエリート選手30人による戦いとなるため、フルフィールドの大会は23日(木)開幕の「カシオワールドオープン」が最後となる。来季の出場権確保が微妙な状況の選手にとっての最終局面だ。

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国内男子ツアーは賞金ランキング上位60人に翌年のフルシード(第1シード)、61位から75位までの選手にシーズン前半戦までの限定的な出場権(第2シード)を付与。ツアー外メンバーおよび出場義務試合数を満たしていないツアーメンバー(B.ケプカ梁津萬P.サクサンシンX.シャウフェレJ.クルーガー)は該当しないため、現在のボーダーラインは第1シードが64位の薗田峻輔、第2シードは80位のチョ・ミンギュ(韓国)となっている。

例年、悲喜こもごものドラマがあるのが、高知の秋の終わり。昨年は今大会で2位フィニッシュを決めた正岡竜二が、ランキングを88位から51位に上げて逆転でフルシード獲得。ランク98位だった増田伸洋は大会を7位で終えて、81位で第2シードに滑り込んだ。

今年も92位の圏外で大一番を控える増田は、大逆転への期待について「2度もあることじゃないよ、2度も」と笑う。ただ、決して“あきらめモード”ではなく、その表情は覚悟が決まったもの。不振続きだったシーズンも、終盤にきて「色々と欠点が見つかりつつ、『これだけやっておけばいい』というものも発見できた」という。「あんまりさ、慌ててもしょうがないから」。突貫工事を施して今週にすべてをかけて、現実的に迫った翌週の最終予選会(茨城・セントラルゴルフクラブ)に悪影響が出ては元も子もない。「あしたから、やるべきことをしっかりやる」。44歳は潔かった。(高知県芸西村/桂川洋一)

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