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ウッズ超え2連覇 ケプカのヘッドスピードを知っているか?

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 最終日(19日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)

「全米オープン」チャンピオンが、圧倒的なその力を見せつけた。2位に4打差で出たブルックス・ケプカが、最終日も「67」とスコアを伸ばして通算20アンダーで大会2連覇を達成。2位との9ストローク差は、タイガー・ウッズの記録(8打差/2004年)を抜き去る、大会史上最多ストローク差優勝となった。

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きのうは封印した1Wだったが、この日は約半分のティで握った。最終18番(パー5)、1Wで放ったティショットは、ヘッドスピード55.3m/sでキャリー305.6yd(*1)。残り220ydの第2打は、4Iでカット目に打ち(通常225yd)、奥の傾斜を利用してピンそば50cmにぴたり。タップインイーグルで締めたが、「入っていれば(昨年自身が記録した大会最多の)21アンダーだったのに」と、にやりとした。

「正直言うと、全米オープン以降の2、3カ月はたぶんいままでで一番ハードワークを積んできた。やらなければいけないことだったと思うけど、ようやく結果が伴ってきた。『Hard work beats talent when talent fails to work hard.(才能あるものが努力しなければ、努力したものが才能に勝つ)』と言うけれど、これからも自分の才能、持っている力を信じて進めていけると思う」と、才能を努力で磨いて、さらなる進化を目指している。

結果的にケプカに10打差をつけられた松山英樹は、「パワーがあるし、きのうのように3Wだけであれだけバーディをたくさん獲れるショット力、曲がってもそれをアプローチでカバーできるショートゲームの強さもある。パットも入っていたし、アメリカのスタッツ(昨季のストローク・ゲインド・パッティングは12位)でも上位にいる。その差はすごくあると思うので、追いつけるようにしたい」と、ケプカを称えた。

大会2連覇は史上5人目。過去に3連覇を果たしたのは、尾崎将司ただ一人だ(94から96年)。ケプカは「是非、戻ってきたい」と3連覇にも意欲を示した。「世界中でプレーをしてきたけど、日本のファンはその中でも最高だ。選手たちを尊敬しているし、良いショットを称えてくれる。たぶん、イギリスに次いでゴルフの知識もあると思う」という。

その逆も付け加えておこう。ケプカ本人も、常に笑顔でファンに接し、食事中にも嫌な顔ひとつせず我々記者の質問に答えてくれた。1年後に、再び宮崎で会えることを祈りたい。(宮崎県宮崎市/今岡涼太)

(*1) 最終日の18番、主な選手のヘッドスピードとキャリー距離
ブルックス・ケプカ 55.3m/s、305yd
ザンダー・シャウフェレ 50.3m/s、288yd
イ・サンヒ 49.6m/s、284yd
松山英樹 53.8m/s、290yd
武藤俊憲 50.4m/s、263yd
H.W.リュー 48.8m/s、259yd
プラヤド・マークセン 49.0m/s、270yd

2017年 ダンロップフェニックストーナメント

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