繰り上げ出場 今平周吾は中国でWGCデビュー「経験増やしたい」
◇国内男子◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 事前情報(18日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)◇7119yd(パー71)
次週26日(木)から中国・上海で行われる世界選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」(シェシャンインターナショナルGC)に、日本ツアーからチャン・キムと今平周吾が参戦することが決まった。16日(月)付けの賞金ランキング上位2選手に出場権が付与され、1位の小平智から宮里優作、池田勇太が辞退し、4位、5位のふたりが繰り上がった。
25歳の今平は現在世界ランク109位。WGCには初出場で、米ツアーを兼ねたビッグゲームに出るのは、6月の「全米オープン」(予選落ち)以来となる。早くから参戦を狙っており、前週「日本オープン」を終えて賞金ランクが5位に後退した時点では「絶対無理だ…」とガックリ。一転して願いが叶い「行けないと思っていたら(出場権が)下りてきたんでうれしかったです」と笑顔で語った。
同週には国内ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」(兵庫・ABCゴルフ倶楽部)が行われる。WGCの獲得賞金は現在、日本ツアーのランキングに反映されないため、賞金王の可能性を残す選手にとっては、国内での試合欠場は“不利”にもなる。
今平は「日本の試合で必ずしも良い成績が約束されているわけではないので」とし、「海外の試合に出られるチャンスもない。今の段階ではそういう経験をしたいなと思いました。WGCはメジャーではないですけど、それくらいの高いレベルの選手たちが出ているフィールドだと思う」と出場理由を話した。
中国を訪れる経験は今回が初めてという。「こういうセッティングも、こういう選手もいるんだなあと、知ることができれば」と目を輝かせる。ちなみに今週優勝すれば、来年の「WGCブリヂストン招待」の出場権も手に入る。お忘れなく。(千葉市緑区/桂川洋一)