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石川遼はOBショットから後退「今の自分の状態」

◇国内男子メジャー第3戦◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(12日)◇岐阜関カントリー倶楽部 東コース(岐阜)◇7180yd(パー70)

今季初の国内ツアー参戦となった石川遼は2バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「72」で回り、2オーバーで初日を終えた。61位タイは決勝ラウンド進出(36ホール終了時点で上位60位タイまで/アマチュアを含む)圏外でのスタート。2日目の巻き返しが求められる。

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国内メジャーの舞台にふさわしい大観衆。平日にもかかわらず、ロープサイドを埋め尽くしたギャラリーに見守られた石川は、スタートで魅せた。1Wでの300yd超えドライブで左に曲がる狭いフェアウェイをとらえてバーディ発進。絶好の流れをつかんで昨年12月以来の日本ツアーに飛び出したが、中盤にそれを失った。

「1番のティショットは無心で打って、出だし2ホールで良いスタートを切れたが、3番、4番、6番…と1Wショットにキレがなかった」。パーが並んで迎えた8番。1Wショットをプッシュアウトさせ、右のOBゾーンへ突っ込むトラブルからダブルボギー。「全体的に焦りの気持ちもあった。1Wショットをミスしたことで、自分で考え込んでしまった」と、ひとつのアクシデントが心をざわつかせた。

後半13番ではフェアウェイからの2打目をグリーンサイドのバンカーに入れてボギー。直後の14番(パー3)でフェードボールでの第1打をピンそば3mにつけてバーディを決めたが、中盤に納得のいったショットはこれが唯一だった。最終18番は右ラフからの第2打を右サイドの木に当ててボギーフィニッシュ。同組で首位発進を決めた小平智には8打差をつけられ、「今の自分の状態」とうつむいた。

初日の来場者数は4383人。松山英樹アダム・スコット(オーストラリア)とともに出場した前年大会(埼玉・狭山ゴルフ・クラブ)からは6455人減となったが、2000年以降に首都圏以外で行われた日本オープンでは最多となった。小平は「初日に僕にこんなに(ギャラリーが)つくことはない。遼くんだなあと思った」と素直に言った。

苦しいラウンド中、石川はアプローチでスーパーショットを見せた。終盤16番、グリーン右手前の深いラフからの第3打。ショートサイドのピンに対し、高いロブショットでピンそば50㎝につけてパーを拾った。そこにいたギャラリーすべてを驚かせた一打は、米ツアーで必要に迫られ、ここ1年でバッグに加えたロフト64度のLWで放った。「アメリカで自分が『できるようになりたい』と思っていたショットだった」。周囲の声援に「信じられない。本当にうれしいです」と感謝する。「アメリカだと16番のロブショットを打っても、(帯同ギャラリーが少なく)2、3人が拍手をしてくれるだけだった」と自虐的に笑った。

石川はその歓声と、高い注目度に応える“義務”を感じている。「(16番の)ああいう思い切りがショットで必要だった。最初の2ホールで、できただけに悔しい」「ここから自分がどう立て直していくかだと思います」と反省する。2日目以降の岐阜地方は雲行きが怪しい。悪天候に負けてはいられない。(岐阜県関市/桂川洋一)

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