2017年 ISPSハンダマッチプレー

5日間で2704人 ギャラリー数は歴代3番目の少なさ

2017/09/10 18:20
マッチプレーの決勝戦ギャラリーもフェアウェイに入場。間近でプロのプレーを観戦した

◇国内男子◇ISPSハンダマッチプレー選手権 3回戦~決勝 最終日(10日)◇浜野ゴルフクラブ(千葉)◇7217yd(パー72)

片山晋呉が今季初勝利、ツアー通算31勝目を挙げたマッチプレー大会。マッチプレーがツアー競技となるのは14年ぶりだった。5日間にわたって行われた3回戦から決勝戦のギャラリー数は2704人と今季最少で、記録の残る1992年以降、ツアーで歴代3番目の少なさだった。

今大会は8月に行われた1、2回戦は一般公開しなかった。観客を入れた今週は初日の6日(水)から397人、359人、361人と推移し、晴天に恵まれた週末に入り9日(土)は703人。最終日の決勝戦は後続選手がいないため、ギャラリーが選手の後方でフェアウェイを歩くことを許可したが、884人と低調だった。

マッチプレー戦はトーナメントが進むにつれて、選手が減少していく興行的なリスクを負う。また、ISPS(国際スポーツ振興協会)主催の大会は前身の「ISPSハンダグローバルカップ」(2015、16年)から毎年開催コースを変更しており、地元への定着が比較的難しい。半田晴久・大会会長はこの日、来年は埼玉県で行う意向も示した。

今週、同じ千葉県で行われた日本初開催の米国シニアツアー「JAL選手権」(成田GC)は3日間で5135人を集めた。(千葉県市原市/桂川洋一)

<1大会あたりのギャラリー数最少記録>
2013年「関西オープン」/1790人(4日目中止)
2000年「PGAフィランスロピー」/2200人(2日目中止)
2017年「ISPSハンダマッチプレー選手権」(3回戦~決勝戦の5日間)/2704人
2004年「サトウ食品NST新潟オープン」/4031人
2003年「サトウ食品NST新潟オープン」/4151人
※記録の残る1992年以降

2017年 ISPSハンダマッチプレー