2017年 ISPSハンダマッチプレー

チョ・ビョンミンが池田勇太を撃破 韓国勢の秋のモチベーション

2017/09/08 16:55
チョ・ビョンミンは池田勇太に2&1で競り勝った

◇国内男子◇ISPSハンダマッチプレー選手権 3回戦~決勝 3日目(8日)◇浜野ゴルフクラブ(千葉)◇7217yd(パー72)

ツアー1勝のチョ・ビョンミン(韓国)がベスト4に進出した。準々決勝で池田勇太と対戦し、2&1で勝利。3mのバーディパットを決めた序盤2番から2連続で奪って優勢に進め、今大会のシード選手を振り切った。

「大会前は緊張していたけれど、きのうベスト8に入ったことで気持ちが楽になった」というチョは、「ショットもダメだったけれど、チャンスはいくつかあった。入れられなかった自分が悪い」とグリーン上で苦んだ池田を下した。

今週は韓国から来日し、前週日本ツアーの2次予選会を通過したばかりのパク・サンテをキャディに起用。ジュニア時代から旧知の2歳年下の後輩のサポートを受けている。「あれこれ考えてしまうことが多かったから」というパッティング前のルーティンを今週、大幅に短縮したばかり。視線をカップから戻し、すぐにテークバックに入る打ち方もハマり、優勝賞金5000万円まであと2勝に迫った。

今大会の高額賞金もさることながら、チョをはじめ日本参戦中の多くの韓国人選手の今秋に向けたモチベーションのひとつは、2週後に仁川で行われる韓国ツアー「ジェネシス選手権」にあるという。チェ・キョンジュY.E.ヤンノ・スンヨルらも参戦予定の同大会の優勝者には、10月に韓国で初開催の米ツアー「CJカップ」の出場権が付与されるため、みなやる気満々。

多くの韓国勢同様、チョも「日本ツアーはグリーンの状態も、練習場の施設も、韓国ツアーよりも素晴らしい」とは言うものの・・・米ツアーへの道のりが、お隣の国からの方が近い時代が本格的に来たのかも?(千葉県市原市/桂川洋一)

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