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“ギネス男”の上井邦裕 苦労を乗り越え無心の境地へ

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタ 3日目(26日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡)◇7151yd(パー72)

昨年末のファイナルQTを失敗して、今週は推薦で今季ようやく4試合目の出場。数少ないチャンスを生かした34歳の上井邦裕が、この日も「66」とスコアを伸ばして通算13アンダーとし、池田勇太と並ぶ首位タイで54ホールを終えた。

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初日は腹痛に苦しみながらも2イーグル。決勝に入った3日目も、6番(パー5)でガードバンカーから直接決めて今週3つ目のイーグルとした。2010年大会には、8番(パー3)で初日、3日目と2度のホールインワンを達成して、“世界初の同一大会同一ホールのホールインワン”としてギネス記録に認定されたこともある。「(コースに)好かれているんじゃないですかね」と、フフッと笑った。

2008年から7年連続シードを守ったが、15年にシード落ちし、昨年も賞金ランク135位と低迷した。「1Wから悪くなって全部ダメ。ゴルフのイメージがよくないし、楽しくなかった。もう記憶にないですね(苦笑)」。それでも、今季は復調気配で4月の「中日クラウンズ」では11位と善戦した。

「いろんな人にいろんな事を言ってもらって、なにが正解だったかは分からないけど、いまは楽しくやっています。あまり深く考えると良くないので、自分のリズムでパッと感じて、パッと打つ。楽しくやっているから、淡々とできるというか」。

この日、一緒に回った同門の藤田寛之も、「すごく良いですよ」と太鼓判を押す仕上がり具合だ。自身も4打差で優勝を追う身だが、「頑張っているところも見ているし、勝ってもらいたい選手の1人」と後輩の背中を押した。

上井は賞金王の池田とともに2位に3打差をつけ、あすは一騎打ちの気配が漂う。ツアー初優勝のチャンスは目の前だ。だが、心境は澄んでいる。「相手はあまり関係ないですね。緊張はすると思うけど、昔とは違う。歳を取ったのか、いまはゴルフをやっていて楽しいし、生きているのが幸せだなと感じる。苦しいときは本当にきつかったけど、そういうのも良い思い出にしたいですね」。泰然自若と最終日を待つ姿が、クラブハウスから眺められる玄界灘に重なった。(福岡県糸島市/今岡涼太)

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