今季復活Vの久保谷健一 腰痛再発も「慣れたもの」
2017/08/18 16:59
◇国内男子(ツアー外競技)◇ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯 2日目(18日)◇恵庭CC(北海道)◇6903yd(パー72)
大会初出場の久保谷健一は2回戦で宮本勝昌と対戦し、宮本に1UPで勝利を奪われ、ベスト8入りを逃した。この日は持病の腰痛が再発し、しゃがんでティアップするのもままならない状態。フルスイングできない体で健闘したが、「最後までいけて楽しかったけど、しょうがないですね」とこぼした。
「きのうの練習でスイングをいじくって、違う筋肉を使っちゃったからかな」と、ホテルで起床したときから腰に違和感があったという。スタートホールのティショットから腰をねん転しきれず、1番から3ホール連続で奪われる出遅れが最後まで響いた。
20代後半から腰痛を抱える久保谷は、悪化によりツアーを一時離脱した2014年に椎間板ヘルニアの手術を受けた。同年から16年まで賞金シードを失うシーズンが続いたが、今季は4月「パナソニックオープン」で5季ぶりのタイトルを獲得。賞金ランキングは8位の好位置につけている。
完全復活を予感させるシーズン中に起きた再発だが、「腰の筋肉の緊張が取れれば良くなると思う。慣れたものですよ」と本人は涼しい表情。「しばらく(腰痛が)出ていなかったけれど、この一カ月は試合がなくてトレーナーもいなかったからね。秋に向けて早く治したいと思います」と、深刻だった14年当時と様子は違うようだ。(北海道千歳市/塚田達也)