2017年 日本プロ日清カップ

最難関14番で値千金バーディ 21歳の池村寛世が上位キープ

2017/05/13 20:07
池村寛世が暫定ながら上位をキープ。ツアー未勝利の21歳がメジャーで健闘中だ

◇国内メジャー初戦◇日本プロ日清カップ 3日目(13日)◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)◇7217yd(パー72)

6位タイからスタートした21歳の池村寛世(いけむら・ともよ)が、日没サスペンデッドとなる後半15番までに4バーディ、3ボギー1ダブルボギーと1つ落としながらも、通算3アンダーの暫定6位に踏みとどまった。最難関の14番(パー3)では、この日ただ1人バーディを奪取。「奇跡でした」という15mをねじ込み、バンザイをして歓喜した。

14番は210ydとたっぷり距離があり、グリーンの左側には池、右サイドにはバンカーが待ち構える。先に打った同組の小平智プラヤド・マークセン(タイ)がともに池に入れてダブルボギーとするなど、第3ラウンドの平均ストローク数は「3.612」を記録した。

そんな値千金のバーディもあり、現時点で暫定ながら首位とは4打差。あす、再開後の3ホールで最低でも1つ伸ばし、最終ラウンドで勝負をかけるプランを掲げる。「優勝なんてぜんぜん考えてないですよ。トップ3から5を目指したい」と無欲を強調しながらも、若さと勢いでメジャーのリーダーボードを駆け上がりたい。(沖縄県名護市/塚田達也)

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