2017年 日本ツアー選手権森ビル杯

青木会長の肝煎り 難関・宍戸で1オン可能のパー4実現へ

2017/05/09 11:38
日本ゴルフツアー選手権に向け、会場となる宍戸ヒルズCCを視察する青木功会長たち(提供:JGTO)

3週間後の6月1日に開幕する「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」へ向け、主催の日本ゴルフツアー機構(JGTO)は8日、会場の宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)で会見を行い、大会の準備状況などを説明した。

今週開催の「日本プロ日清カップ」(沖縄・かねひで喜瀬CC)に続く今季のメジャー第2戦。2003年大会から同コースで開催されているが、毎年改修やセッティングの大きな見直しが行われる。GW期間中には青木功JGTO会長が自らコースチェックし、1オン可能なパー4の設定”など新たな大胆演出を要望したという。

中島和也ツアーディレクターは「もっともふさわしいホールを探している。戦略的にリスクと報酬があるホールにしたい」と、コースとも相談しながらリクエスト実現に意欲。4番ホールが最有力候補となりそうだ。昨年大会の優勝スコアは通算2アンダーと伸びなかったが、今年も「5アンダーから、いっても10アンダーくらいにしたい」という。

会場となる茨城県笠間市は、今季序盤から注目を集めているルーキー・星野陸也の地元となる。同市内の小・中学校を卒業した星野は、茨城の名門・水城高校から日大に進学。ジュニア時代から多くのラウンドをこなし、今年もすでに4ラウンドを行って、大舞台に備えているという。コースの草野通朗総支配人は、「彼が活躍してくれれば、地元笠間市も盛り上がる。非常に期待しています」と、“地元の星”に熱い視線を送っている。(茨城県笠間市/今岡涼太)

2017年 日本ツアー選手権森ビル杯