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宮里優作2年ぶりの栄光へ 故郷と似ているグリーンが正念場

◇国内男子&アジア共同主管◇レオパレス21ミャンマーオープン 3日目(28日)◇パンラインGC(ミャンマー)◇7103yd(パー71)

「あー、大変。思い出すのもしんどいくらい」。ホールアウト直後の宮里優作は、大きく息を吐いて苦笑した。3打差の首位から出た3日目は、1イーグル1バーディ、3ボギーの「71」。スコアは伸ばせなかったが、1打差で単独首位はキープした。

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4番(パー5)でピン奧のエッジから20ydの第3打をパターで沈めてガッツポーズ。滑り出しはよかったが、首位を突き進むのに常に順風満帆というわけにはいかない。同組のキム・キョンテ(韓国)が4番、6番、7番とバーディを重ねる一方、宮里は8番でボギー。その差はすぐに2打に詰まった。

「9番のセカンドもピンについたと思ったのが、奧だった」と、風の読みに違和感を覚え出したのはこの頃から。10番は2打目をグリーン奧に外したもののパーセーブ。だが、続く11番(パー5)でピンチが訪れた。

2打目をフェアウェイに刻んだあと、グリーン左奧のピンを狙った3打目は、「アゲンストで読んでいるのが、フォローになって10yd違った」と、グリーン奧の池のふちにある茂みに止まった。ハザード内だったため、アジアンツアーの競技委員を呼んでルールを確認。「クラブで草を押すのはいけないが、触るのはいい」という確証を得てからアプローチを3mへ。キムが先にバーディパットを決めており、外せば首位に並ばれる場面だったが、ここを1パットで切り抜けた。

13番も奧からのアプローチをミスしたが、15mのボギーパットをねじ込んだ。14番のバーディパットは6m。キムとのつばぜり合いだったが、「周りを見る余裕はなかった」と懸命に自身のプレーに集中した。「(生まれ育った)沖縄のグリーンと似ているんでね。立った感じで、あまり考えずに打っています」というパッティングが切り札だった。

宮里が首位で最終日を迎えるのは、昨年の「ホンマ・ツアーワールド・カップ」以来7度目のこと。過去6度のうち、優勝にこぎつけたのは2回ある。1打差2位にいるのがキムだということも、宮里の闘志に火をつけている。

「最高じゃないですか。最後まで緊張感を持っていける。日本ツアーに出ている選手で争うのもすごく大事なこと。お互いに良いゴルフをして底力を見せたいです」。その先には、2年ぶりの栄冠が待っている。(ミャンマー・ヤンゴン/今岡涼太)

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