2016年 ゴルフ日本シリーズJTカップ

「63」連発宣言 石川が7打差逆転優勝へスイッチオン

2016/12/02 18:04
大会連覇へ決勝ラウンドは「63」を目指す

◇国内男子メジャー◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目(2日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

16位からの巻き返しを図った石川遼は、「もっと伸ばせたと思う」と悔しさをにじませた。多くのチャンスを演出しながらも3バーディ、1ボギーの「70」と2つ伸ばすにとどまり、通算2アンダーの14位タイで終了。首位とは7打差に開き、大会連覇へ後がない状況に追い込まれた。

初日に出球が右に出ていたアイアンは、「きのうよりは良かった感覚」と振り返り、パーオン率は55.56%(10/18)から72.22%(14/18)と改善。最終18番(パー3)はグリーン右のバンカーに入れてボギーとするなど、今も本調子ではない状態とはいえ「1Wよりも振り切れていないのが原因。何で右に行くのかは分かってきた」と、感触と球筋のズレの原因を把握できたことは大きい。

アプローチとパットの感触は悪くない。この日のフェアウェイキープ率も71.43%(10/14)を記録し、ティショットの好調も自負している。「今の1Wとアイアンが噛み合えば、18ホール全部チャンスを狙っていけると思う」と気持ちは前向きだ。

連覇に向けて課した目標は、残り2日間で「63」のビッグスコアを続けること。現実となれば通算16アンダーに達し、昨年に自身が記録した通算14アンダーを越える計算だ。高いハードルに挑むことになるが、昨年大会の3日目では10バーディを量産して「63」をマークした。石川にとって、決して到達不可能な数字ではない。(東京都稲城市/塚田達也)

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