2016年 ゴルフ日本シリーズJTカップ

石川遼は賞金王争いに刺激? 池田と谷原に闘志メラメラ

2016/11/30 19:37
今週はやや古めの1Wモデルを投入する石川遼。大会連覇への期待を背に初日を迎える

◇国内男子メジャー◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前情報(30日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

松山英樹と組んだオーストラリア開催の「ワールドカップ」を6位で終えてから3日後。石川遼は国内ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」のプロアマラウンドに参加し、ディフェンディングチャンピオンとして臨む自身の2016年最終戦への準備を整えた。

米国ツアーを主戦場にする石川は今季6試合目の国内出場。8月の「RIZAP KBCオーガスタ」優勝により、3年連続となる最終戦のフィールドに加わった。今季国内5試合の成績は、優勝1回を含むトップ3フィニッシュが3回と華々しい。約1カ月半ぶりのスポット参戦ながら、今年もやはり優勝候補の1人に挙げられる。

「来年1月からの米国ツアーにつながっていくようなプレー内容を意識していきたい」と目の前の成績への言及は少ないが、賞金ランク1位の池田勇太と、約3000万円差の2位で追う谷原秀人による賞金王争いが石川の競争心を刺激している。

2人によるし烈な争いは、海の向こうにいた石川も知るところだった。「2人が優勝しているときは誰も手がつけられないような感じ」と、実力者同士のマッチレースは石川を強く惹きつけ続けた。「もし勇太さんと谷原さんが優勝争いをしていたら、そこに自分も絶対にいたいと思うし、勝ちたいと思う」。

谷原が優勝を逃した時点で池田の賞金王が決まるため、自らの勝利は谷原の負けを意味する。「谷原さんもウェルカムと思ってくれるはず」と、このときばかりはギラリと勝負師の目を光らせた。(東京都稲城市/塚田達也)

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