コガ以上の難関? 連覇狙う小平智が強く警戒
2016/10/12 19:13
◇国内男子メジャー第3戦◇日本オープンゴルフ選手権競技 事前(12日)◇狭山ゴルフ・クラブ(埼玉)◇7208yd(パー70)
ディフェンディングチャンピオンとして大会連覇に挑む小平智は、「コースも違うし、あまり(ディフェンディングという)意識はないですね」と首をひねった。今季はトップ10がわずかに2回。スタッツを見ると、総合的な指標で4位につけており、「自分でも、もどかしい感じでゴルフをしている」と、きっかけを掴めないまま、秋を迎えている。
「日本オープン」は、昨年優勝、一昨年は2位と相性の良い大会だ。ただ、雨の影響で13cmに伸びた深いラフ(当初予定は10cm)を前にして、テンションが上がってこない。「ラフがとにかくすごく長いし、立たせてある。入ったら出すだけになる」。
その難しさはアンダーパーがただ1人(優勝した片山晋呉が1アンダー)だった2008年大会(福岡・古賀GC)に匹敵するものだという。当時アマチュアだった小平は、2日間通算19オーバーであえなく予選落ちに終わった大会だ。
「古賀以来の難しさです。古賀はまだ距離が短かったけど、今週は距離もあるし…」と言葉が弾まない。プロとしてさまざまな経験も積んできた。もうコガの苦手意識は払拭されたはず?(埼玉県入間市/今岡涼太)