2016年 フジサンケイクラシック

欧州ツアー再挑戦は見送り 「日本に専念」の片岡大育が3位に浮上

2016/09/03 19:54
3日目ベストの「67」をマーク。今季初優勝のチャンスをつかんだ片岡大育

「フジサンケイクラシック」3日目に5バーディ、1ボギー、この日のベストスコア「67」(パー71)をマークした片岡大育。首位と3打差の通算5アンダー3位に浮上し、今季初優勝へのチャンスを広げた。

最終18番は「思ったよりもフォローだった」と2打目をグリーン奥のラフに打ちこんで唯一のボギーとしたが、「良い感じに入ってくれている」というパターでバーディを量産。後半14番では7mをねじ込むなど、この日25パットに抑えたグリーン上でスコアを作った。

昨年11月は国内2試合を欠場して欧州ツアーファイナルQTに初挑戦したが、決勝ラウンドに進めず無念の帰国。今年は、ファイナルから出場できる『8月31日時点の国内賞金ランク15位以内』の条件を満たせなかったため、再挑戦を見送った。片岡のリミット時点のランクは20位。ラストチャンスだった前週の「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」は予選落ちに終わり、到達ラインまで311万円余り届かなかった。

セカンドQT(ランク25位以上)への出場は可能だったが、「今年は日本に専念します」と決意を固めた矢先の優勝争い。「バーディを獲るしかないけれど、まだチャンスはある」。欧州への思いはひとまず胸の奥底に押し込み、あすの最終日に全力を注ぐ。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

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