2016年 ミズノオープン

惜敗から1年 今平周吾が初の「全英」へ再接近

2016/05/27 18:32
3位に浮上した今平周吾。昨年とは違う「全英」への意気込みを口にした

前年の雪辱戦で再び初メジャーのチャンスを引き寄せた。国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」2日目を7位から出た今平周吾が5バーディ1ボギー「68」とし、通算7アンダーの3位タイに浮上。首位とは4打差に開いたが、7月「全英オープン」出場権が与えられる上位4枠に飛び込んできた。

本格参戦1年目で臨んだ前年大会は、6位タイで迎えた最終日に「69」と伸ばしながらも、全英出場切符にわずか1打届かない通算10アンダーの5位フィニッシュ。あと一歩でビッグチャンスを逃したが、「そのときは初めてのトップ10だったし、悔しさよりも自信になった手ごたえの方が大きかった」という。

2014年の下部ツアー賞金ランク1位の資格で初のフルシーズンを戦った昨季は、一年を通じてシード獲得を目標に置いていた。「去年は、まだ出られるような感じじゃなかった」と1年前の自分を評価したが、賞金ランク24位で昨季目標を達成し、上位争いの常連となりつつある現在は欲も出てきた。

「(海外メジャーには)やっぱり出たいし、意識はしています。シードも獲れたし、今年は頑張って出てみたいですね」

最終日を終え、今大会上位4人に有資格者がいた場合、出場権は下位へと繰り下がる。2日目終了の現時点で、首位のキム・キョンテ(昨季賞金ランク1位)、7位タイの小平智(昨季「日本オープン」優勝)と2人が上位におり、彼らの動向も23歳の「全英」争いを左右することになりそうだ。(岡山県笠岡市/塚田達也)

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