石川遼の復帰時期はいまだ不透明 テレビ解説のためツアー会場入り
腰痛により戦線を離脱している石川遼が15日(金)、週末にテレビ解説を務める国内男子ツアー「東建ホームメイトカップ」の会場、三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋に入った。主戦場の米国から一時帰国して約2カ月が経過。復帰時期については明言を避けた。
試合前日に急遽欠場を決めた2月の米ツアー「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」以降、初めて公に姿を見せた石川。直後に帰国し精密検査で腰椎椎間板症と診断された。現在も自宅のある埼玉県内でリハビリに努めているが、練習は現在「アイアンで80パーセントくらいの力でスイングができている」ところ。患部に負担をかけない新しいスイングを模索中で、「日常生活に支障はないし、日々良くなっている。ただ、まだ戦える状態のゴルフではない。次は1Wを振ってどうなるかという段階」だという。
米ツアーで“準メジャー”に位置づけられる5月12日(木)からの「ザ・プレーヤーズ選手権」(TPCソーグラス/フロリダ州)への出場も回避すると見られ、カムバック時期は依然として不透明。「期限を決めて『とりあえず出よう』というつもりはない。良い意味で期限を設けないで戻りたいと思う」。焦らず、日々カラダと会話をして復帰戦を探る。
この日は3月上旬に入籍してからも、初めて報道陣の前に登場。「心境はあまり変わらないですね。(結婚発表の)反響が想像していたより100倍くらい大きくてビックリしました。食生活を支えてくれるのは大きいです。毎日いろんなメニューを作ってくれます」と照れ笑いを浮かべて話した。
石川がスペシャルゲストとして丸山茂樹らの解説陣に加わる中継は、テレビ東京系列で16日(土)、17日(日)に放送(いずれも午後4時から)される。「伝える側として、どうできるかという挑戦」と意気込んだ。(三重県桑名市/桂川洋一)