2015年 三井住友VISA太平洋マスターズ

大会2勝の石川遼 御殿場攻略のカギは気温と風

2015/11/11 18:20
2年連続でバッバ・ワトソンと同組でラウンドする石川遼。「自分のプレーに集中する」と語った

「三井住友VISA太平洋マスターズ」は12日(木)から、静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで行われる。2010年、12年大会を制した石川遼は今季4試合目の国内ツアー出場。今週から4試合連続で国内ツアーに戦いの場を移す。

2週前にマレーシアで行われた米ツアー「CIMBクラシック」のあとに1週のオフを摂り、相性抜群の御殿場に乗り込んできた。温暖な東南アジアから一変、約1か月前に雪化粧を始めた富士の麓。開幕前日のプロアマ戦を終えると「自分の体がキレている感じがあったので距離は落ちないかなと思っていたが、さすがに(各番手で)1、2%は落ちる」と、距離感の適応をポイントに挙げた。

今年は開幕前のコースには近年には珍しく北風が吹き込んでいる。雨によってグリーンはまだソフトだが「この風だと18番(パー5)もアゲンストになって難しい。南風だと優勝スコアは15アンダーくらいまで行くかと思う」と上空に目線を向けた。

フィールドの大きな目玉と注目されるバッバ・ワトソンとは2年連続で同組に。「飛距離がまったく違うので自分のプレーに集中できる。アイアンの番手も参考にならないですね」と苦笑いしながら“利点”を強調していた。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

2015年 三井住友VISA太平洋マスターズ