宮里聖志＆優作 “兄弟ホスト”で大会を盛り上げる

国内男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」は5日、千葉県の総武カントリークラブ・総武コースで開幕する。2013年から大会主催のPGMと契約する宮里優作に続いて、今年3月から兄・聖志が2人目の契約プロに加わり、今年は兄弟そろってホストプロの大役を担うことになった。

「使命感はあります」と、3年目のホスト大会へ口元を引き締めた優作。前週「マイナビABCチャンピオンシップ」では持ち味のアイアンショットの不調が響いて37位に終わったが、この2日間の調整で「良い感じになってきた」と、開幕を前に準備を整えてきた。今年は、ホストプロの重圧を分かち合える心強い相棒もいる。「プレッシャーを分割できる部分もあるし、モチベーションも高まります」と、兄の存在を頼もしそうに挙げた。

一方、主催者推薦枠での出場となる聖志も「今週は優作に頑張ってもらいましょう」と冗談を交えながらも、「1年のうちで一番、結果を出したい試合。空回りしないように頑張ります」と意気込んだ。

さらに今週は、ツアー最高の賞金総額2億円大会。賞金ランク83位と来季シードの圏外（第1シードは上位60位、準シードは同75位）にいる聖志にとっては、「いろいろな意味で頑張りたい」と、来季に向けた上でも重要な1戦となる。（千葉県印西市／塚田達也）