2015年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント

引きずられた決断に悔い 小林伸太郎は“鬼門”克服へ集中練習

2015/10/24 19:20
6位で最終日を迎える小林伸太郎は鬼門の17番を攻略できるか

国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」(千葉・袖ヶ浦CC)の3日目。小林伸太郎が4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「71」でプレー。首位と3打差の通算6アンダー6位で最終日を迎える。

「本当に17番が残念」。単独首位で迎えた終盤パー3のダブルボギーを悔やんだ。グリーン右手前を4Iで狙ったが、右に行きすぎて木に当てるミス。そこから2打でグリーンに乗せ、2パット。16番までは自身で完璧だったと振り返る内容で4バーディを重ね、9アンダーとして首位に立っていた。しかし17番のミスが響き、18番でもボギーで順位を5つ落とした。

悔んだ理由は、順位を落としたからではない。同組でラウンドした松村道央が4Iでグリーン右を狙ったティショットを見て、同じ番手で同じ方向を狙った。前日唯一のボギーホールで苦手意識もあったが「結果論だけど、その決め方が良くなかった」と、他の選手の決断に引っ張られた選択を悔しがった。

現在賞金ランクは73位。「とにかくシードを獲りたい」と上位60選手に与えられる第1シードを目標に掲げる。今季の残りの試合の出場は、まだ決まっていない。来季のシード権獲得、今季の試合出場のためには今大会で上位に入ることが必要となる。

ホールアウト後は“鬼門”の17番を想定し約2時間。暗くなった練習場で、最後の1人となるまで練習に打ち込んだ。「明日は風が強くなるみたい。それを踏まえて(17番は)大きめのクラブでスピンをかける」。次は周りを気にせず決める。(千葉市緑区/林洋平)

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