2015年 トップ杯東海クラシック

仲良しの“おじ”と“おい”がツアー初共演

2015/09/30 19:38
初めてツアーで競演する伯父・今野康晴(右)と甥・今野大喜

愛知県の三好CCで開催される国内男子ツアー「トップ杯東海クラシック」に、1組の“おじ”“おい”ペアがツアーで初共演する。ツアー通算7勝の今野康晴(42)と、康晴の妹を母に持つアマチュアの今野大喜(18=日本大学1年)だ。

大喜は月曜日に開催された予選会(アマチュアの部)を2位で通過し、今週がプロツアー初出場。翌火曜日には康晴と練習ラウンドをともにし、伯父からは「いい感じで回っていた」と好評価を受けていた。大喜は8月に行われたプロアマ混合の「中部オープン」で優勝。2週間後の「日本オープン」出場権を手にするなど、伸び盛りの若手の1人だ。

「ゴルフ場を出たらフツーの伯父さん。仲は良いです」と大喜が笑う通り、2人の関係はとても近い。親の年齢ほど離れた伯父を“ヤックン”と呼び、通常の会話でも敬語は一切なし。康晴も「ほかは分からないけれど、親戚ってそういうものでしょ?」と表情は緩みっぱなしだ。

普段はフランクな間柄ではあるが、伯父に対するプロゴルファーとしてのリスペクトは高い。康晴が2009年「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝する姿をテレビで見て、「かっこいいなあ」。中学校に上がりかけの野球少年が、ゴルフクラブを握るきっかけとなった。

そんな可愛い甥っ子のプロツアーデビュー戦。「いつもスコアボードを見ているけど、今週は見ないよ」と、好スタートを期待する親心のようなもので気が気ではない。「もちろん応援はしているけど、スコアではなるべく勝ちたいよね…」。もちろん、ツアーで実績を重ねてきた伯父としてのプライドもある。(愛知県みよし市/塚田達也)

2015年 トップ杯東海クラシック