2015年 アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ

石川遼 1Wショットは「制御不能」も新クラブ投入?

2015/09/23 16:22
2週連続優勝が懸かる石川遼。キャロウェイゴルフの新ドライバーをテストした

前週の「ANAオープンゴルフトーナメント」で国内通算12勝目を遂げた石川遼。今季ツアー出場2試合目となる「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ」は、自宅のある埼玉県松伏町から自動車で約30分のところにある茨城県・大利根カントリークラブが舞台となる。

札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースよりも、木々に密集度があり、背が高い両サイドの林。石川は今週もティショットで1Wを多用するつもりだが「相変わらず“制御不能”という感じ」と事前ラウンドを終えて苦笑いした。

「全体的にフェアウェイも狭く、グリーンも砲台が多いため、林からグリーンに乗せていく入り口も少ない」。北海道の洋芝は、米ツアーで慣れ親しんでいるが、本州以南の高麗芝、野芝は「今年初めて」。ラフに入った時の対処が、今週はいっそうポイントになりそうだ。

開幕前日の23日には、キャロウェイゴルフの新ドライバー「ビッグバーサ アルファ 816 ダブルダイヤモンド ドライバー」をテストした。ツアープロは結果が出た時に新しいモデルにトライするのが通例。

シャフトを前週のものよりも約20g重くし「クラブスピードは落とさずに振れている。使いこなせれば、縦回転の強いスピンが打てそう。重いクラブでは手先を使って打てない。先週も最後に手先に頼ったところがあった。それを改善したい」と感触を得た。

その後の練習では、ほかのウッドやアイアンにも、より重量のあるシャフトを装着。あすからの実戦で使用する可能性もあるという。(茨城県坂東市/桂川洋一)

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