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今季国内ツアー初戦で初勝利へ 石川遼が首位タイに浮上

北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで開催されている「ANAオープンゴルフトーナメント」3日目。8アンダーの2位タイから出た石川遼は「67」で回り、通算13アンダーとして首位タイに浮上した。昨年7月「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」以来となる通算12勝目へ向け、今季国内ツアー初戦の最終日を絶好のポジションで迎える。

早朝からコースを覆った分厚い雲。ラウンド途中からは雨が落ちた。晴れ間の見えた予選2日間とは異なるコンディション。この日の7バーディのうち、石川は胸を張ったのはその、ひとつ目だった。

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2番でボギーを先行させて迎えた4番、ショットで作ったチャンスはカップまで6m。「最初の数ホールでグリーンが重く感じた。普段強気のパットを打つ(同組の)谷口徹さんでもカップに届いていないところがあった。『このパットはかなり重いぞ』と思って。気持ちだけで、本能的にタッチを合わせていけた。(グリーンの重さを)自然に頭が理解して、体がそれに付いてきた感じ」。強い上り傾斜のラインを、みごとに打ち切った。

続く5番(パー5)でもイーグルパットをきっちりと寄せ、2連続バーディというスコア以上の好感触をつかんだ。その後は一気にバーディラッシュ。左ドッグレッグの名物パー5、終盤17番では3UTでの2打目をグリーン手前まで運び、先にトップでホールアウトしていた小田孔明に並んだ。興奮する様子も、緊張する仕草も見せず、淡々と好位置を確保した。

石川の言う「本能」は、偶然のひらめきとは違う。コース上でそれを生むのは日々の地味な鍛錬に他ならない。前日18日(金)も午前のラウンドを終え、ドライビングレンジで打ち込んだ後、昼食を挟み、プレー中とは違うレインウェア姿でパッティンググリーンに飛び出した。この日はさらに強い雨に打たれたが、人もまばらなコースで居残り練習を欠くことはない。

「あしたの方が天候が悪いかもしれない。グリーンも水を含むとまた重さが変わってくる。やっていることは続けてやりたい」。米ツアーでの日常をそのまま持ち込んでいる。

「孔明さんとの戦いはワクワクする。PGAツアー、メジャーのセッティングで通用するショットを打てる選手のひとりだから。僕は思い切ってやるだけ」。実力者同士のハイレベルな争いを母国のファンに披露したい。(北海道北広島市/桂川洋一)

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